人気ブログランキング | 話題のタグを見る

空のつぶやき

skyangels.exblog.jp
ブログトップ

人生を進むうえで、節目で考えることの大切さ

eさんのお姉ちゃんが大学辞めたというのを聞いて驚いた。
公立中からS高校にさくっと行き、推薦で中央大理工学部。理想的な進み方。

なのに、2年から3年になるとき辞めちゃった。
母いわく「推薦でいったから化学や物理がついてけなくなったのかもしれないし、学力的に足りなかったのかもしれない。本人は、行く意義が見つからないといってるけど」と今は、サイゼでバイトしているそうだ。

やっぱり推薦で進むというのは、ある意味、問題かもしれない。

今の推薦入試は、「この成績なら、ここへ進めまっせ」というリストから「どこに行こうかな。ここだったらいいかな」という選び方だから、入りたい意欲もモチベーションも低い。ちょっとした違いで、「やっぱ違う」となる。入るときにさらっと入ったから、入ってから考え悩むことになり、そこで、「どうしようか。この道があってるのだろうか?」となったら、「とりあえず、辞める。環境を変える」という選択肢が最も身近。

行きたい学校、学部があって、どうしてもそこに入りたい、そこへ入るための選択肢のひとつとして推薦があれば、それで入っても「やったぁ」となるんだろう。ま、入ってから、想像と違うということはあるけれど。でも、入る前に「あんなに行きたかった学校」というモチベーションはあるわけで。

行ってから想像と違うというのはよくあること。でも、そこでどう解釈するかが大きな違い。

・軽く入ったら、軽く辞めてしまう。
・しんどいめをして入ったら、ここで、辞めるのは損。だから、なんとか今は踏みとどまって、少しずつ方向転換をする。

という違いがあるんじゃないか。

大学も会社も、外から見ても、ある程度しかわからない。
でも、何かしらのきっかけで、そこに入ろうと思い、そこに入るための努力するために自分の気持ちをかなり自分で盛り上げないといけない。それは全部自分でやること。だから、結果も自分の責任だから、それならに踏みとどまりながら、なんとか前に進もうとする。

まあ、人生、何が正解かわからないけれど、その都度、自分で考えて出した答えに対し、後戻りはしたくない。だから、自分を少しごまかしてまでも、前に進もうとする。

でも、考えずに、その場所に来たらどうか。
自分で決めてここにきたんじゃないから、とりあえず、リセット=辞める しようと。
リセットが、最善の方法だと思ってしまうことが最近多いのではないか。

なんかまずい状態になっても、その居場所が悪いわけではないし、それなりに学ぶべき価値があると思うが、嫌になったらその場から退散するのが普通。きれいに環境を変えるという方法。自分のなかの汚点を残したくない、みたいな、変なキレイ好き感情もあるように思う。

それって、結局、逃げなんじゃないか。そんなキレイな人生、あるわけない。

そこにきた責任を自分負う覚悟がなければ、また同じことを繰り返すように思う。

昔に比べて推薦入試が多すぎる。楽して行ける方法は、結局、後でしっぺ返しをくう。
自分がやってきたことに対して結果を出して前進するほうが、自分のなかでも納得できるのではないか。

自分で決めて、自分で進む。

この自己責任を全うできることを前提に生きている人間でないと、自分で納得いく人生は送れない。それでなくても、複雑な要素が絡んでくるので、他人の責任にできやすい環境。どれが自分の責任で、どれが他人の責任か、それさえも区別がつかない人も多いし、複雑な絡み方をしていると、ある側面から見れば全部他人のせいっていうこともできる。他人のせいにしやすい状況なのだ。

自分の人生は、自分で歩むもの。人の介入でそうなったとしても、自分で何とかハンドリングしていかないといけない。そのうえで、深く多面的に考えて、どう転んでも、という覚悟をしているかどうか。

節目、節目できちんと考えることの大事さ。
楽して進んでもあとでそのつけは必ずやってくる。
by nico_angel08125 | 2008-02-11 16:58 | 世の中